ドラマ「半沢直樹」で大和田暁役が話題となった香川照之さん。
歌舞伎の世界は”学力”よりも”実力”ということで、香川照之さんはあまり公表していませんが小学校からすごく偏差値の高い学校に通っていたそうです
香川照之さんの学歴と学生時代についてまとめてみました。
香川照之は高校まで名門校の一貫教育
香川照之さんの父親は歌舞伎俳優の二代目市川猿翁さんで、母親は女優で元タカラジェンヌの浜木綿子さんです。
名門の家系に生まれたのですが、ご両親は香川照之さんが2歳の頃に離婚し、母親の浜木綿子さんに育てられています。
香川照之は小学校から暁星学園
教育熱心だった浜木綿子さんは、幼少期から香川照之さんに勉強を教えます。
そして7歳になった香川照之さんは、幼小中高一貫校である「暁星学園」の初等部・暁星小学校に入学します。
この頃はまだ香川照之さん自身の意思というよりも、母親の意向で入学されたのだと思いますが、「暁星学園」の初等部・暁星小学校は有名な「おぼっちゃま学校」なんです。
九段下駅そばの靖国神社のすぐ裏に「都内屈指のお坊ちゃん学校」はある。
カトリックの中高一貫校として名高い暁星学園だ。
大学受験でも高い実績を残している。
独特の家族的な校風からOBも故中村勘三郎、松本幸四郎、市川中車など歌舞伎界からサッカー選手やミュージシャンなど多岐にわたる。
加えて、フランス語が必修など、国際感覚を養うような独特なカリキュラムが特徴的だ。
【暁星学園・勝部純明校長】
おっしゃるとおり、かなり教育熱心なご両親が多い印象です。
ご両親も弁護士や医者の方が多くいます。
2012年は現役で61名、浪人した生徒を含めれば91名が医学部に合格しました。
1学年180人からすれば、3分の1が医学部に現役合格しています。
かなり高い実績だと思います。
親が医者という生徒も多く、自然と医学部を志すようになっているというのもありますね。
暁星のOBのラインナップは医学部だけではありません。
とくにOBの中には歌舞伎役者の方も多いのも特徴でしょう。
日本代表でJリーガーの前田遼一選手をはじめ、有名なサッカー選手も多数輩出しています。
高校サッカーでも暁星は優秀な結果を出しています。
暁星学園は東京都千代田区にある名門校であり、一流大学に入学する人が非常に多い学校ということで有名なんです。
暁星学園の中学・高校の偏差値
香川照之さんは、懸命に育ててくれるお母様の期待に応えるように、小学校時代からとにかく勉強を続け「成績は常にトップ」だったようです。
そして内部進学で、暁星学園の中等部に進みます。
香川照之さんが進学した当時の偏差値は”69”でしたが、ここ近年は55〜五十七に落ち着いているようです。
中学進学後も部活動には入らず、猛勉強を続けたそうです。
暁星高等学校は内部進学者と帰国子女のみの生徒数になります。
暁星中学校をトップの成績で卒業した香川照之さんは暁星高等学校に進み、高校でも部活動には入らず、さらに猛勉強を続けています。
母子家庭で苦労している母親を、楽にしてあげたい思いがあったのでしょう、しかしそれだけではない母親の執念の思いもあったようです。
香川照之の学生時代の壮絶な裏側
香川照之さんが1歳の時に、父親である市川猿翁さんは家を出でしまいます。
市川猿翁さんは12歳の時に一目惚れをしたという、日本舞踏家の藤間紫さんのところに行ってしまったのです。
市川猿翁さんは、あきらめようと、浜木綿子さんと結婚したのでしょうか、その後どうしても諦めきれず、お互いに惹かれる気持ちが抑えられなかったのでしょう。
市川猿翁さんと藤間紫さんの二人はW不倫ということが公になり、当時の大スキャンダルになったようです。
結婚して1年半ほどで家を出てた市川猿翁さんのスキャンダル、母親の浜木綿子さんは女優という職業から全てを晒されてしまう壮絶な状況だったことでしょう。
香川照之さんが3歳の時に離婚をし、父親の市川猿翁さんとは縁を切ったようです。
そして香川照之さんは、幼少期から常に、
「父親の二代目市川猿翁さんと後妻である藤間紫さんを超えるように。あの二人よりも大物になってちょうだい。あんなダメ男のようになってはダメ!」
と、母親の浜木綿子さんに言われ続けてきたんだそうです。
母親の思いを一身に受け継いで、香川照之さんは小学高から高校まで猛勉強してきたんですね。
部活動に入ることもなく、ひたすら勉強を続けてきた香川照之さんの裏側には壮絶な過去と思いがあったんですね。
そして、人一倍勉強を頑張った結果、香川照之さんは東京大学に現役で合格します。
香川照之は東京大学を主席で卒業
高校卒業後の香川照之さんは、東京大学文科三類へ現役合格を果たします。
同期には林修さんがいることでも有名な学年です。
父親の市川猿翁さんは慶應義塾大学出身ですので、見事に父親よりも良い大学に入ったということになりますね。
母親の思いを果たし、叶えられた瞬間ですね。
東京大学入学後も、香川照之さんは勉強をひたすら続けてきたのでしょうか。
香川照之さんは、1988年に東京大学文学部社会心理学科を首席で卒業するという快挙を成し遂げます。
東京大学に現役で入学するというだけでも大変なことですが、日本中から優秀な生徒が集まる東京大学を、首席で卒業するというのは並大抵の努力では難しいですよね。
幼少期から積み重ね続けるということを、長年続けられるのはなかなか出来ないことです。
お母様の強い思いの後押しもあったのかもしれませんが、それを成し遂げてきた香川照之さんは本当にすごい方ですね。
まとめ
ドラマ「半沢直樹」の大和田常務役では、あらゆる年齢層をトリコにする演技力で大人気になった香川照之さん。
壮絶な過去と猛勉強した努力や、東京大学卒業と言うこともあまり話されないようです。
今で絶縁した歌舞伎の世界にも身を置き、大変な環境でも頑張ってこられ、現在に至るようです。
全ての努力や才能が集結された香川照之さん、今後の活躍にはより一層期待されますね。