以前、2018年3月末をもって無期限で芸能活動を休止すると発表した坂口憲二さん。
難病と言う急なニュースに驚いたのは遠い昔のように感じますね。現在、坂口憲二さんはコーヒー焙煎士に転身しビジネス拡大の真っ只中。
休止発表から現在のビジネス展開までを追いかけてみました。
坂口憲二コーヒー焙煎士でビジネス展開!
坂口憲二プロフィール
坂口憲二(さかぐちけんじ)・1975年11月8日・A型・東京出身
父は元世界王者・元プロレスラーで柔道家・坂口征二氏
●2015年 特発性大腿骨頭壊死症を発症
●2018年 手術後、リハビリ中症状が悪化し芸能活動休止
坂口憲二コーヒー焙煎士のきっかけ
芸能界休止活動発表後、アメリカ・オレゴン州のポートランドに行った坂口憲二さんは、その地域にコーヒーが生活に深く根ざしている文化にかなり惹かれたそうです。
もともとコーヒーが大好きでセカンドキャリアを選ぶなら、今までいた芸能界と違い「手に職をつける仕事を」と強く思っていたとのことです。
そして自分のスタンスを持ちながらやれる仕事、技術的なものも身に付け子供にも伝えられるもの、「現在進行形で子供に頑張ってる姿を見せたい」など、過去の経験から明確な自分の考えを持ちコーヒー焙煎士としての道を歩むと決断しました。
坂口憲二のお店オープンの裏側
焙煎技術はプライベートレッスンを受け、約1年半かけて少しずつ道具を準備し」というブランド名で
2018年夏に千葉・九十九里で焙煎所を開設し、2019年春には東京都内に初店舗をオープン、地域密着という形にこだわり非公開でスタートしました。
当時は、坂口憲二さん自らも営業に行き、スタッフ達にも「俺の名前が使えるならどこでも使っていい」と伝え、みんなで懸命に宣伝していたと話されています。
なぜ、公に宣伝せずにこのような形で営業活動をはじめたのでしょうか?
「一番最初に作った『アフターサーフ』という銘柄は、『海上がりに飲むコーヒー』をテーマにしています。
海上がりのしょっぱい口でどういうコーヒーを飲みたいかなと考えた時に、苦味がありつつ、甘くてコクがあるコーヒーがいいなと思って。
苦味を強く出せる深煎りのコーヒーにしています。
コーヒービジネスは激戦区で、大手が強い。
そこに食い込んでいくためにはブランド独自のスタイルが必要で、自分はサーフィンが好きだから、それを武器にするしかないと思ったんです」
坂口憲二焙煎士のコーヒー
坂口さんの焙煎所で製造されたコーヒーを飲んでみた。程よいコクがあって、とても美味しい。「冷めても美味しかったです」と伝えると、「本当に美味いコーヒーはそうなんです」と、嬉しそうに話してくれた。
坂口憲二さんは販売するコーヒー豆と品質にこだわり、商品にはコーヒー豆の産地や農園、栽培された標高・標高が高いほど美味しいコーヒー豆が収穫できるといわれ、焙煎した日にちも明記している徹底ぶりです。
コーヒーの名前には、坂口憲二さんのライフスタイルとも言えるサーフィンにちなんだネーミングがつけられているのもこだわりで、飲んでもらうタイミングに合わせているのもあります。
「美味しいコーヒーをみんなに飲んでほしい、という思いが一番あります。めんどうなイメージがあるかもしれないけど、ミルを買って、挽きたてのコーヒーを飲んでみてほしい。コーヒーは豆で買うより挽いたものを買う人の方が圧倒的に多いんですけど、挽いた段階で劣化が始まってしまうんですよ。挽きたては本当に美味しいですし、朝飲んだら少し贅沢な気持ちで仕事にもいけると思う。ストレスを感じながら忙しい毎日を送っている中で、そういう質の高い時間を大事にしてほしいなと思うんです」
このように言われると、コーヒーを飲む朝に一時を大切にしようと思いますよね。素敵な思いです!
そして、そのこだわりのコーヒーを飲みたくて、オープン当初はなんどもオンラインショップを見たのですが、
いつも「只今注文が混み合っており、発送に7日以上いただいております。品切れの商品が多く、ご迷惑をおかけしております」でした。
コーヒー豆は随時入荷する予定ですが、小規模生産のため少量づつの入荷となります。マグカップもすべてのカラーを生産中ですが、こちらも少量づつの入荷となります。また、商品は店頭でも販売しているため、品切れの場合がございます。
どれだけ売れても大量生産はしていません、ていねいにローストされた豆を作り続けているこだわりですね。
今はまだSOLD OUTになってない豆もあるようなのでコーヒー好きな方はチェックですね。The Rising Sun Coffee
坂口憲二アパレルへ拡大
2019年7月には代々木公園で行われる音楽イベント《OCEAN PEOPLES 2019》にあわせ、オリジナルロゴTシャツを販売していました。
2019年にはオリジナルロゴのかわいいトートバックも販売していました。残念ながら今はどちらも販売はないようです。
そして今では大好きなサーフィンも楽しんでる様子で、国産ウエットスーツブランド”SEVEN”とコラボしてウエットスーツを販売されています。
そのほかにもオリジナルのフーディーやスエット、Tシャツなども販売し、ブランド「BLUCO」のファンだった坂口憲二さんはコラボでデイリーウェアを作るとインスタグラムでコメントしています。
BLUCO代表、青木氏を紹介してもらい、店舗や焙煎時のユニフォーム、バイクやサーフィン、どんなシチュエーションでも楽しめるワーク&デイリーウェアを作りたいと申し出た事から今回のジョイントワークが始まりました。日本人による日本人の為のワークウェア、欧米のワークブランドには無い細かな部分に気を利かせ、作業性に配慮したスタンダードなラインを展開し、シンプルで日本人の体型に合ったワークウェアを製作している「BLUCO」とのコラボレーション、気になる方はぜひチェックしてみて下さい‼︎
好きなことにとことんこだわり、追求しやり続ける。人生一度しかない、これからも楽しむこと。
坂口憲二さんは以前のインタビューでこのように話されたことがあります。「病気で失うものもあったけど、得るものも本当に多かった。子どもができたし新しい世界もみられたし、今も楽しい。」
全盛期だった芸能界を休止。病気を克服して全然違う世界で自分の足で道を作り、こだわりを形にしながら好きなことを仕事にしている坂口憲二さん。
まさに今の時代の素敵な生き方ですね、まだまだこれからの活躍が楽しみです。