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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編ネタバレ感想!煉獄杏寿郎の名言に号泣

発行部数1億部を超えた大ヒットアニメ「鬼滅の刃」は、週刊ジャンプで連載した、原作・吾峠呼世春(ことうげ こよはる)著の漫画です。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は原作の7〜8巻を映画化したのもです。

名言ネタバレ『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』感想

鬼に家族惨殺され、唯一生き残った妹が鬼化し、妹を人間に戻すために鬼殺隊剣士となり闘う竈門炭治郎。

過酷に闘いながら突き進む竈門炭治郎や仲間の鬼殺隊剣士、鬼に至るまでセリフが名言とも言える「鬼滅の刃」。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編でも数々の名言ともいえるセリフに、激しく感情が持っていかれます。

それはなぜか?

寂しいときや辛いとき、窮地に陥ったときに出る言葉に、心の葛藤や人間性と信念が見事に映し出され、共感を与えてくれるとともに、想像以上の強いものを感じさせてくれ、「頑張ろう!」と素直に思えるからではないでしょうか。

実際、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は、切なくなんとも言えない喪失感を感じながらも「煉獄杏寿郎」のセリフに救われ、励まされ、しっかり前を向かせもらえた、想像を絶するすごい映画でした。

名言ネタバレセリフ

【煉獄杏寿郎の母のセリフ】
「煉獄杏寿郎、

 どうして人より強く生まれてきたかわかりますか?

 弱い人を守るためですよ。

 弱い人を助けるのは、強く生まれた人の責務。

 決して忘れないように。」

〜感想〜
まだ小さな子供の煉獄杏寿郎に病弱な母が尋ねるシーンでした。

多くを語らない言葉の中には闘いに勝つだけの高慢な人になるのではなくて、人を助けるやさしい心を持つ人になって欲しい。

と言う母の深い思いが込められているセリフだと思います。

煉獄杏寿郎が心に留めて生きてきたことがわかるラストシーンでは号泣しました。

【竈門炭治郎のセリフ】
「俺の家族がそんなこと言うわけないだろう、侮辱するな!」

〜感想〜
夢に侵入して殺そうとする魘夢は、いい夢を見させながら命である核にとどめを刺そうとするが、意志の強い竈門炭治郎は夢から現実に戻ってくる。

その次に魘夢が仕掛けた夢が、鬼に殺された竈門炭治郎の家族たちが竈門炭治郎を罵るシーンのセリフ。

大好きな家族に罵られ、一瞬弱気になったように見えた竈門炭治郎でしたが、実は全く動じることはありませんでした。

家族愛と家族を信じる気持ちの強さが見え、思わず拍手をしてくなるシーンでした。

 

【魘夢のセリフ】
「人間の心なんてみんな同じ硝子細工みたいに

 脆くて弱いんだから」

〜感想〜
人の弱みにつけ込んで、心の弱い部分を攻撃してくる悪鬼の魘夢。

現実社会を必死に生きているんだけど、人間の弱さの部分で起こる様々なことを表しているようなセリフ。

吾峠呼世春さんの言葉選びには、いつも奥深さを感じます。

 

【煉獄杏寿郎のセリフ】
「呼吸を極めれば様々なことができる。

 何でもできるわけではないが、

 昨日の自分より確実に強い自分になれる。」

〜感想〜
竈門炭治郎が鬼にやれれて出血が止まらないシーンで煉獄杏寿郎が言ったセリフです。

気持ちを落ち着かせて、冷静になり、全神経を集中させることで止血させるのですが、何事にも「冷静さを持ち、集中して物事を成し遂げる。」ということを教えてくれているようなシーンです。

そうすれば、今日よりも明日、一歩づつ確実に前に進んでいるんだよ。と力強くも優しく教えてくれていると感じたセリフでした。

 

【煉獄杏寿郎のセリフ】
「俺は俺の責務を全うする!!

 ここにいる者は誰も死なせない!!」

〜感想〜
鬼の上弦の参・猗窩座が現れ、煉獄杏寿郎が闘うシーンのセリフ。

意志の強い煉獄杏寿郎が、全員の命をかけて守ろうとするセリフですが、「俺の責務を全う」という言葉は、実は母に誓ったもの。

ずっと心に持ち続けてきた思いを、今から命をかけて全うするんだ!と死を覚悟した深い言葉だったことに気づかされます。

この辺りから、涙が止まらない名言の連発でした。

【煉獄杏寿郎の詩ともいえるセリフ】

老いることも死ぬことも人間という儚い生き物の美しさだ

老いるからこそ死ぬからこそ堪らなく愛おしく尊いのだ

強さというものは肉体に対してのみ使う言葉ではない

この少年は弱くない侮辱するな

何度でも言おう、君と俺とでは価値基準が違う

俺は如何なる理由があろうとも鬼にはならない

〜感想〜
鬼の上弦の参・猗窩座(あかざ)は腕を切られてもすぐ再生する。

煉獄杏寿郎の強さを認めた上で何度も「鬼にならないか」と誘ってきたときのセリフ。

その時には煉獄杏寿郎左目は潰れ、肋骨が骨折し、内臓も損傷している。

どれだけボロボロになってやられても、煉獄杏寿郎の繰り返す言葉に「真の強さ」とは何かを、痛いほど教えてくれるシーンです。

見ている方が辛すぎて、「鬼になって」と一瞬思ってしまいました。

 

【煉獄杏寿郎のセリフ】
「俺がここで死ぬことは気にするな、

 柱ならば後輩の盾となるのは当然だ。

 柱ならば誰であっても同じことをする、

 若い芽は積ませない。」

〜感想〜
死を目の前にして煉獄杏寿郎が竈門炭治郎に言うシーン、これから前に進む後輩が、気負い無く進んで行けるように手向けられた言葉ですね。

「守る強さ」とは何か、「守り抜く」とはどういう事か、強い優しさを教えてくれた場面です。

 

【煉獄杏寿郎の詩ともいえるセリフ】

胸を張って生きろ

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと

心を燃やせ、歯を喰いしばって前を向け

君が足を止めて踞(うずくま)っても
時間の流れは止まってくれない

共に寄り添って悲しんではくれない

〜感想〜
死の直前、煉獄杏寿郎が竈門炭治郎に言った言葉。

死期直前に煉獄杏寿郎は死んだ母親の姿を見みる「俺はやるべきことを全うできましたか」と尋ね、母親の「出来ましたよ」との答えを聞き、煉獄杏寿郎は笑顔で息を引き取りました。

このシーンでは、嗚咽が出そうになるのを堪えるのに必死でした。

人間の「死」また「壮絶に過酷な状況」というものすごく辛いことが起きた時にでも、立ち止まらず、前に進めるように煉獄杏寿郎が言ってくれているようです。

このセリフのおかげで、悲しすぎる煉獄杏寿郎の死を受け入れられました。

 

【竈門炭治郎のセリフ】
「誰も死なせず守り抜いた煉獄さんの勝利だー」

上弦の参・猗窩座が煉獄杏寿郎を倒し、夜明けの太陽から逃げる時の竈門炭治郎の言葉。

その後叫び続ける竈門炭治郎、そして煉獄杏寿郎の会話はここに残します。

竈門炭治郎:逃げるな卑怯者ー逃げるなァー

いつだって鬼殺隊はお前らに有利な夜の闇の中で戦っているんだ!

そして煉獄さんの方が、ずっとすごいんだ!強んだ!

煉獄さんは負けていない!守り抜いた!

「誰も死なせず守り抜いた煉獄さんの勝利だー」

 

煉獄杏寿郎:もうそんなに叫ぶんじゃない。

腹の傷が開く君も軽症じゃないんだ

竈門少年が死んでしまったら俺の負けになってしまうぞ。

〜感想〜
悔しい思いと悲しい思いが交差する、という表現では足らないほどの竈門炭治郎の叫び。

「責務を全うする」ということを命をかけて証明した煉獄杏寿郎。

「何でこんないい人が死んじゃうんだよー」と思えば思うほど涙が止まらず、号泣。

人としてこうありたい。責任や任務、守っていくことの尊さ、大切のこと全てを教えてくれているシーンです。

見に行った友人の言葉は、「知ってる人一人が死んでしまったくらいの話。

私、煉獄さんに会いたい。」と、もはや彼女の中では実在の人物となっていました。

やはり、ここまで身近に感じる内容になっているということですね。

 

【煉獄杏寿郎の信じるとはどういうことか教えられるセリフ】
どんな道を歩んでもお前は立派な人間になる

 燃えるような情熱を胸に頑張ろう!

 頑張って生きていこう、寂しくとも。

 

竈門少年、俺は君の妹を信じる、鬼殺隊の一員として認める。

 汽車の中であの少女が血を流しながら人間を守るのを見た

 命をかけて鬼と戦い人を守る者は誰が何と言おうと

 鬼殺隊の一員だ。

 

今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ。

 俺は信じる、君たちを信じる。

〜感想〜
どういう時にどんな言葉をかければいいのか、本当に教えられます。

同じ言葉を言われても、言われるタイミングでこんなにも心に刺さるものなのかと思うし、今後何があっても乗り越えていこうと思う覚悟ももらえる。

しかも死を前にして、こんなことを言える人の器がすごい。

「感情移入しすぎ」と思われるかもしれませんが、自然に引き込まれてしまう構成になっているのか、身近に感じてしまうのはセリフのせいなのか、とにかく全身全霊でハマってしまう映画というのはまちがいないです。

そしてクライマックスとともに流れるLiSAさんの歌う主題歌が、絶妙のコンビネーションで号泣するための音響と言っても過言ではありません。

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編/主題歌「炎」

10月14日発売、LiSAさんの最新シングル「炎(ほむら)」は、発売初週に約6万8000枚を売り上げ、初登場で1位になり、デジタル3冠で1位獲得数記録史上最多7冠達成という快挙を果たしています。

映画館内では、映画が終わっても、ラスト音楽が流れ終わるまで誰一人立ち上がりませんでした。

壮絶なストーリーが終わった後、「みんながきっと同じ気持ちだったかもしれない。」と思えるような一体感のある空気が流れていました。

アニメを見ていなくても、わかるようなストーリーになっているので、ぜひこの感動を映画館の大画面の大音響で感じて欲しいと思います。